外観、味や香りの特徴

茶葉は大小長短が揃った針のような新芽、色は黄金色で外側は産毛で覆われていることから、
”金鑲玉(ヒスイがちりばめられた金)”の美しい呼び名があります。
香りはキノコのように独特で、味わいはコクと芳醇な甘さが長く留まります。茶湯の色は明るい黄色、
湯の中で新芽がゆっくりと浮いたり沈んだりする様子を”三起三落”と言い、趣のある景色です。
分類
黄茶
品種
君山島群体種
産地
湖南省岳陽市君山区
君⼭銀針の生産地マップ
2~3g
70-80℃
150ml
3-5min
茶ガラはサラダや炒め物にどうぞ ガラスや磁器の蓋碗がオススメ!
グラスを温め、先に少し(グラスの1/4程度)お湯を注いでから茶葉を入れ、グラスを持ち上げ軽く回すようにゆすって茶葉とお湯をなじませます。良い香りがたったら適温の湯を注いで待ちます。浮いた茶葉が沈んできたら、そっとよけながらお茶を味わってください。柔らかな若葉はそのまま食べてもおいしいですよ。湯の中で開いた美しい茶葉も楽しみましょう。茶湯は最後まで飲みきらず、少し残した状態でお湯を注ぎ足すと、二煎目もおいしくいただけます。

NOTE

君⼭銀針の茶葉 君⼭銀針の色味
産地は湖南省北東部に位置する洞庭湖(中国二番目に大きい淡水湖)に浮かぶ君山島です。島は森林に覆われ、年平均気温は16℃~17℃、冬季は温暖で春季は温度変化が少なく、年間を通して光が弱く、風速が低く、非常に湿潤で雲霧が多い、君山島の特殊な気候条件が銘茶を育てます。君山銀針の茶摘は、清明節前後7~10日に若い新芽を摘み、殺青、軽い乾燥後、茶葉を牛皮紙に包み木箱で40~48時間かけて、軽い湿熱作用で茶葉の成分を変化促進する「悶黄」をし、さらに乾燥後、再び20時間ほど「悶黄」し、全工程3日以上の時間をかけて製茶されます。

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