水仙種は福建省や広東省に広く栽培される国家品種、小喬木型の大葉類です。武夷岩茶の水仙は、現在「肉桂」と並ぶ主要品種となっています。「味わいで水仙に並ぶものなく、香りで肉桂に並ぶものなし」と評され、水仙はまろやかで、女性的な温和で優しい風味と評されます。水仙は樹齢による滋味や香気の変化が明確で、50年以上の樹齢の木から製茶したものは「老叢水仙」、30~50年のものは「高叢水仙」と呼びます。また、茶樹の生育環境でも異なり、正岩区(景区内)で栽培された木から製茶したものを「正岩水仙」と呼び区別されます。