2021年5月1日は、夏も近づく八十八夜!
ちなみに
今年の4月20日からは、24節気でいうと「穀雨」です。
1節気当たり15日なので、5月4日まで24節気となり、穀雨となります。
穀物を助ける雨のことを意味します。
ちょうど八十八夜の5月1日は雨が降りましたね。
茶葉視点で見れば、恵の雨ですよね。
前置きはこのぐらいにして、、、
今年の新茶のお話を。
今回登場するのは、貴州省黔南州都匀市が産地の都匀緑茶です。
貴州を代表する緑茶ですね。
下の写真は、3月中旬の様子です。
まず、ここで都匀緑茶の作られる
産地紹介から行きましょう。
・標高1,000mほどの高さ
・年平均気温は16℃
・降雨量1400mm
・土壌層が厚い
・土質は酸性または、弱酸性
茶樹の成長に最も適した土壌と言えいます。
楽庵では、都匀緑茶と呼んでいますが、馴染みのある名前だと「都匀毛尖」と言います。
摘みたての茶葉は、その後広げて放置します。
これを「攤放(たんほう)」といい、茶葉の水分を飛ばす。
こちらが水分を飛ばした後のお茶です。
↓
こちらが製茶した茶葉です。
茶葉の外観は、巻曲形で、白い産毛が多く、黄色を帯びた緑色です。
今年の春茶をおいしく淹れる淹れ方は、、、
一煎目:85-90℃のお湯で1分蒸らす。
新茶の新鮮な香りを楽しみましょう。
二煎目:85℃以上のお湯で1分以上蒸らす。
渋み苦みをはじめに感じるが、あとから甘みに変わる上品な味わいです。
三煎目からは、85℃以上で少し二煎目より長く抽出時間をおいてみてください。
個人的には、二煎目の味わいが好みです。